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自分用備忘録的要素強目

letter2017、letter2018 ③

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『信念…正しいと信じる自分の考え』
信念を貫く。それが、生きるという事だ。
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とりあえず私は『彼らに生き残ってほしかった』という自分の思いを信念としてだらだら感想を垂れ流していきたい٩( 'ω' )و
信念。なんだろうね信念って。分かんないね。
正直、観劇中は『…わかったわかった!信念の話は後で詳しく聞くから!とりあえず!生きて帰って来てくれ!話はそれからだ!だから死ぬなよ馬鹿ー!』という気持ちだった。
何故だかとにかく彼らには死んでほしくなかったのです。
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譲の信念がなんであろうと、進之介の信念がなんであろうと、それをどれだけ真剣に語ってくれたとしても、彼らは飛行機に乗ってしまう。彼らの信念は彼らを生かさない。それが残念で仕方ない。
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あの時代に生きていた勝英や進之介達にとっては『特攻』という作戦で、国の為に、愛する人を守る為に、自らの命を掛けて戦う事が自分の生きる理由だったかもしれない。その為に生きていた。だから、彼らにとってはあの場面で躊躇う理由は無かったのかもしれない。
そういうものだから。そういう時代だから。それが当たり前だから。
そんな時代に生きていた彼らが、それぞれに愛する人を残して行かねばならなかったその切なさ悲しさ悔しさ無念さをこの作品では見せてくれている。自分が逝った後で産まれてくる我が子。一生一緒に居ようと誓った恋人。たった1人の家族。そんな愛する人を残して死ななければいけなかった73年前の何人もの若者達の無念を、あの舞台上で体現してくれていた事は、そんな事は百も承知だけども、だからといってあの舞台上で死んだ彼らの死を『そういう時代だから仕方ないよね。いやー泣けるわー切ないわー』とは思いたくない。
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譲に彼らの事を止めてほしかった。
彼らにとっての当たり前は、譲にとってはあり得ない事で、彼らの当たり前を真っ向から否定できるのは未来からの異分子であり主人公である譲にしかできない事なんじゃないの?
譲にしか話せない言葉で、譲にしか出来ない方法で、彼らを止めるなり説得するなりしてほしかった。わざわざタイムスリップしてきたのだから。(本人の意思ではないけど。進之介さんその辺の所の目的をはっきりしてほしかったです)
何故それをせずに勝英達と一緒に『特攻』に参加してしまうのか。信念とか言って納得してんじゃねぇよお前はそっち側に行っちゃ駄目な存在でしょうが。
残念。残念すぎる。そのまま彼ら4人が死んだ事が、残念でならない。
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そう、だから、キクも、勝英の脚を折ってでも止めてほしかった…飛び立つ飛行機から燃料を抜いてでも翼をもぎ取ってでも止めてほしかった……(流石にこれは只のイチャモンです…)
(特攻隊のwikiを斜め読みしていたら、本当に婚約者と一緒に飛行機に乗り込んで突っ込んで自爆して死んでいった女性も居たらしいという事を知り、本当に気が狂った時代だったんだなぁと改めて感じる)