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自分用備忘録的要素強目

麗しのダンスマスター⑥

 


『麗しのダンスマスター』その他いろいろ⑥

 

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明転。松田くん家前。
立ち上がり学級委員が貸してくれた英語の本を読み込んでいる宇賀神先生。
『…あい、ゆーずどとぅびー〇〇(忘れた!)ぼーい。…私は昔やんちゃ坊主でした。…おおぉぉ』
何か合点がいった様子で感嘆の声を上げる宇賀神先生に対して後ろには心底うんざりした様子の松田くん。
『…りぴーとあふたーみー…私の後に繰り返して、…おぉぉー!』
『あの、一体いつまでいる気なんですか…?』
心中お察しします。警察を呼ばないでいてくれてありがとう。実況動画配信しないでいてくれてありがとう。座り込み開始から再び登場するまでの間に挟まったシーンの数々(前記事参照)から察するに結構長い間座り込んでいるような気がするけどその間松田くんのご両親とご近所さんは何をしてたんでしょうね。
『お前を連れ戻すまでだって言ったろ!…いやーそれにしても英語っておもしれーなー!』(一回『おもれーなー』と言った回があってそれはそれでかわいかった…)
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何回も続けて同じ芝居をしていても、微妙に言い回しが変わったりするのが面白い。松田くんを説得してる最中の『どーなっても知らないぞー!』の部分とかも『知らねぇぞー!』の時もあれば一回だけ『知らんぞー!』といきなり頑固親父みたいな口調になった時も笑。微妙な口調の違いでそのキャラクターの印象も微妙に変わる。何回も観てるとそういう楽しみ方もできるのが楽しい。
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『俺よ、英語をぶっ倒す方法見つけちまったんだ!』
目をきらきらさせながら突然物騒な事を言い出す宇賀神先生。『攻略法』とかではなく『ぶっ倒す方法』てのが宇賀神先生らしい表現でとてもかわいい。今まで英語と喧嘩してたのかな。…あぁ…でも確かに私も学生時代英語にボコボコにされた経験は、あるな…。
宇賀神先生は参考書をめくり付箋の貼られた『前置詞』のページを指し示す。(舞台上で使われているこの参考書は福浦さん役の浜田さんが学生時代に実際使っていた物で付箋も彼女が貼ったんだそう。良いエピソード!)
『前置詞だ。名詞や単語をどんだけ覚えても、前置詞が分かんねぇ事にはどうにもなんねぇ。逆に言うと、この前置詞さえ分かっちまえば!なんて書いてあるのか大体理解できちまうんだよ!!』
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舞台でこのシーン観てる時はなんとなく『なるほどなー』とか思いながら観てたんだけど実は『前置詞』がどんなものなのか全然分かってなかったのでこのブログを書くにあたり改めて調べてみたけどなんかいっぱいあって(78個?)結局よく分かりませんでした。難しい。私は相変わらず英語にボコボコにされるしかないらしい。
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『いやー勉強って面白ぇんだなー!…学生は良いなぁ!したいと思ったら勉強できるんだからな!』
『…自分だって、学生だったくせに、』
『俺か?俺は…学校を辞めさせられちまったからよ。お前らと違って…勉強したくても、できなかったんだ。』

パララパラリラ パラパラパーーー

照明がオレンジ色に切り替わり、突然流れるゴッドファーザーとエンジン音。
特攻服のレディース3人が現れて『銀ちゃん!!!』
レディースの1人からヘルメットを受け取り装着する若かりし頃の宇賀神先生、通称・銀ちゃん。
いきなり始まった宇賀神先生の回想シーン。
現れたアンサンブルの4人、特攻服だったりグラサンにスカジャンだったりスカジャンに長スカートだったりと衣装がかわいい。宇賀神先生は総長なのに皆んなから『銀ちゃん』て呼ばれてるのかわいい。他の面子はノーヘルなのに銀ちゃんだけちゃんとヘルメット付けるのもかわいい。停学食らってる最中だからね。ちゃんとしないとね。
チーム名はなんだったのかすごい気になる所…!
仲間の1人・ミーコ(細谷彩佳)が店長(渡辺慎一郎/4役目)にCDを万引きしたと疑われ警察を呼ばれそうになっているSOSを聞き、駅前の友&愛という店にカチコミに行く銀ちゃん達。
『場所は!?』
『駅前の、友&愛!』
『お前ら、行くぞ!カチコミじゃーーー!』
バイクにまたがるチーム一同。そして走り出す。
バイクにまたがるマイム、からバイクで走ってお店に雪崩れ込むまでの部分がダンスシーンで、何がどうとかではないけどなんかものすごく『振付:塩野拓矢(梅棒)』て感じがしてとても楽しかったー!!振りの延長でハンドルを握る所が好き(伝われ)。
この場面、拓矢さんはヘルメットをぽいっと投げ渡されて受け取って装着して顎下で留めて、ていう動作を踊り出す前までにしなきゃいけないのだけどそのせいで時間が無いからなのか、ヘルメットの被り方が浅い事が多くて、浅く被ってるのもかわいいし踊りながらちょっと被り直すところもかわいい。とある回でヘルメット被った時にやっぱり浅くて前髪がめっちゃはみ出してる回があって、それがひよこみたいでとてもかわいかったのだけどその時は直さずにそのまま踊りきったので『えっ。すげー』と思いました。そこまで浅いと途中でメットが更に後ろに行ったりとかどうにかならない…?そんだけ踊ってる最中に頭がブレてないって事なのでしょうか。すげー。
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友&愛に到着したチーム銀ちゃん御一行。
キキィ〜バァン!と口で言いながら(かわいい)、バイクを停めバイクから降りドアを蹴破りミーコの元へ駆け付ける銀ちゃん。
『おぅ、ミーコ!帰るぞ!』
頼もしい。

 


(と、ここまで書いた所で、超ピカイチが始まってしまいましてぱたりと筆が止まりましてん。どうしたものか。麗マス終演から早3ヶ月…もはや色々記憶が曖昧な部分もありますのでこの後はなるべく簡潔にまとめて最後まで書いていきたい。ていうか最初から簡潔にまとめるつもりだったのに、只の備忘録だったのに、気付けばこの体たらくである。仕方ないのである。オタクは要約が出来ない生き物なのである。)

 


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回想シーン。仲間の1人が万引きを疑われ、銀ちゃん達は現場へ駆けつける。『万引きなんかしていない』と訴えるミーコの言葉を信じ、警察を呼ぶと息巻く店長に対してねちっこい口調で凄む銀ちゃん。
『…て↑んちょうさんよぉ!』
声、めっっっっちゃ高い。そしてかすれている。わざとなんだけど思わず喉を心配してしまう絶妙なかすれ具合。
『本人がやってないって言ってっからよぉ!』
あとなんかちっちゃい『つ』が多い。かわいい。
理不尽な大人へ対する精一杯の虚勢と仲間を守る総長としての矜持を見せるそんな銀ちゃんに対して、どうせ柄の悪い連中の仲間だからとミーコが万引きしたと頭から決めつける、『こうはなりたくない大人代表』みたいな店長。親がいないミーコに対してひどい暴言を吐いた店長にぷっつんした銀ちゃんは殴り掛かろうとするが、それを仲間達が必死に止める。
『ここで問題起こしたら今度こそ退学になっちゃうよ!!』
(あれ、そもそもなんで停学になったんだっけ…理由言ってたっけ…?)
このシーン、銀ちゃん1人に対してアンサンブルの女子3人(多分)で必死にしがみ付いて止めるのだけど、演技と言えど本気なのでしがみ付いた際に銀ちゃんの着ているテロテロ白スーツの胸の辺りがファンデーションで汚れる、という弊害が。公演を重ねるごとに汚れていく白スーツ…。
で、仲間の説得も虚しく結局銀ちゃんは怒りを抑えきれずに店長をぶっ飛ばしてしまう。
『『『『銀ちゃーーーん!!!』』』』仲間が叫んで暗転。

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若さ故の過ち……て訳ではないですよね多分。現在の宇賀神先生も同じ事するよね多分。問答無用でぶっ飛ばすよね多分。自らの処遇よりも仲間の事を優先するのは宇賀神先生の昔から変わらない性分という事ですね多分。回想シーンはここで終わりですがその後、殴られた店長が激昂して学校に文句を言いに来たりとか教師も同じように全然銀ちゃん達の事を信じてくれなかったり、みたいな出来事があったのだろうか…結局そのまま退学になってしまう訳だし…うーんつらい。若かりし銀ちゃんにどうか幸あれ。ダンスはいつから始めたのだろうか。高校辞めてからかなー。

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そして場面は現在に戻り松田くん家の前。
そんな事があったんですね、と神妙な面持ちの松田くん。

細かい所や流れを忘れてしまいましたが引き続き松田くんに語りかける宇賀神先生。回想シーン前に言っていた英語をぶっ倒す方法の話から、『前置詞ってのはそれだけでは成り立たない。〇〇や〇〇と一緒になって初めて意味を持つんだ』的な事を言う宇賀神先生。〇〇に入るのは、なんか、文法の、用語だった、はず。
『学校や教師も同じだ。口では偉そうな事言ってるけど、生徒がいないと成り立たない。…お前が来ないと、俺は臨時講師にすらなれないんだ』
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うーん。ここの台詞を聞くとなんか自分自身に置き換えてしまって『推しがいないとファンになれない』よなーとか考えてしまう。表舞台に立ってくれるからこそいちファンである私達はそれを観に行ける訳で。推しが推しとして人前に出てくれるのは本当にありがたい事だなーと、なんか。台詞に含まれる意味とは違うかもしれないけど、なんか、そんな事を思ったりもしました。
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そんな、宇賀神先生の今までの人生を垣間見ながらの熱のこもった真っ直ぐな説得を聞いて、『俺は…』松田くんは色々と思うところがある様子。そのまま暗転。

 

 


ここで切るか。
前の投稿からあっという間に2ヶ月経ってて時の流れの速さは恐ろしいなと震えています。年明けてからもう丸1ヶ月だもんなー…。超ピカイチの事とか昨日の国産本マグロトークイベントとか、色々書いておきたいなと思うものはたくさんあるのでのろのろとではありますが隙間を見つけて書いていきたい。頑張りたい。頑張りましょう。